水素水の水素濃度測定の意義について

ここ最近、水素水が話題に上がることが増えてきました。
しかし、インターネットを見てみると意外と否定的な意見も多いですね。

まず、科学的に理解できない方のご意見にはこのようなものがあります。
「水は水素と酸素で出来ているから水を飲むだけで良いんじゃない?」
→これは物質に関する概念が間違っています。紙(セルロース)を食べれば、ご飯(デンプン)の代わりになるんじゃない?と言っているようなものです。
分子状の水素は2007年までは不活性なガスで反応するわけない、というのが常識でしたが、
2007年にNatureMedicineから酸化力が非常に強い活性酸素と反応するということが発表されました。
水素水だから効果があるのではなく、水素分子があるから効果があります。水と水素と紛らわしいだけかもしれません。常識というのは科学の進歩によって少しずつ変化するという事を理解する必要があります。

次に、情報が選別できていない方のご意見です。
「水素は似非科学でしょ?」
→インターネットの情報の海で漂流していて「活性水素水、アルカリイオン水」などと情報を混同している方も多いようです。水素水の「水素」は分子状の水素(水素分子)で「水素自動車」の水素も「水素水」の水素も一緒です。水素の性質は科学的なものなのでメーカーによって変わるはずがありません。開封しても特殊な水素だから抜けません、特殊な状態で他のメーカーのように測定できません、というようなことを記載している商品は、その情報をしっかりと見極めていく必要があります。

最後に、冷やかしと被害者のご意見。
→もちろん、被害を被ったり、偽物をつかまされていたら、確かに嫌ですね。その商品や企業だけではなく、水素水業界全体も嫌になるかもしれません。それでも、ちゃんと頑張って良い製品を届けようとしているメーカーも数多くありますし、きちんと使用して医学的に役に立てようとしている医師や研究者も大勢います。

私は数年ですが水素に関わり、水素の利用可能性はエネルギーだけではなく健康や食料生産等大きな利益をもたらしてくれるものだと思います。
水素水や水素関連製品の品質を測定することの重要さを感じています。