こんにちは、太田です。
2015年4月に当社は5期目を迎えました。
皆様の多大なご支援に厚くお礼申し上げます。
さて、水素の医学研究が2005年に始まり今年は10年目です。
また水素自動車も発売され、今年は「水素元年」として注目の水素です。
水素はエネルギーとしてはエコな原料ですが
生体についての効果は2007年「Nature Medicine」に
日本医科大学の太田成男教授らの
Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals.
論文発表されたのが始まりです。
水素分子が抗酸化剤として疾患の予防と治療に応用できることを科学的に証明した最初の論文で、
それを元にした研究が世界中で400報以上も報告されています(2015年3月末時点)
英語の論文なので、タイトルを訳すると「水素分子(H2)は活性酸素種の中で最も反応性の高いヒドロキシラジカルを選択的に還元し、細胞を酸化ストレスから防御することを示し、さらにラットに水素ガスを吸引させることで脳の虚血再灌流障害が抑制できることを示した」
となります。
水素は宇宙で最も小さな物質で、体内でも血流ではなく拡散によって細胞内に届きます。
水素はエネルギーとして利用できるくらい無尽蔵にある資源で、
水を電気分解することやバイオマスからの抽出、化学合成等様々な方法で取り出すことができます。
ある意味、従来の製薬とは全く異なる成り立ちの水素、それを健康と医学に利用できるようにするのが当社の使命です。
医学研究と水素産業の橋渡しとして、全体をボトムアップすることを担えれば幸いです。